なぜ防災会社が時計販売?
現代において、「正確な時計」=「防災」であるからです。
もともと、クオーツ腕時計は時計の狂いで起こる数々の悲惨な事故を防ぐために開発されました。
第二次世界大戦後の世界は高度な高速化時代になり、昔ながらの不正確でのんびりとした時計の使用による悲惨な事故が、世界各地で頻発するようになり、正確な時計の登場が人類の悲願となりました。
特に運輸や建設、土木の世界では、皆が正確に同じ時刻に計画通りの動きをすることが事故防止の基本であり、そのためには皆が、同じ時刻を示す正確な時計を持つことが必要です。しかし、クオーツ腕時計以前の「1日に20秒くらいも狂ってしまう」機械式腕時計でそれは困難であり、狂った時計に従っての、みんなのバラバラな動きによる悲惨な死亡事故が頻発するようになってしまったのです。
このため世界中で、より正確な時計を求めての機械式腕時計の改良が進められましたが、求められる、1日に1秒狂わない程度の高精度腕時計の開発は困難を極めました。
「これはもう米国、ベル研究所の開発したクオーツ、水晶振動式電子時計を小型化して腕時計にする以外に解決方法はない。」
長野の諏訪精工舎、現在のセイコーエプソンはそう決断しました。
当初の水晶振動式電子時計は、タンスサイズの巨大なもの。開発したベル研究所でもその小型化はできずにいました。
しかし1969年、諏訪精工舎は、ありとあらゆる困難を乗り越え、ついに世界ではじめて腕時計とすることに成功しました。そしてこの成功がその後、世界の運輸や情報通信の世界を大きく変えていくことになりました。
時は流れて半世紀。クオーツ腕時計は世界各地で作られるようになりました。しかしその故郷、長野のオリジナリティは健在です。地域ぐるみでネジ1本に至るまで新規に取り組んで成し得たクオーツ腕時計であり、現在でもなお、電子部品のひとつからして長野で全てを作ることができるためです。結果、今日に至るも長野のクオーツ腕時計の品質は世界トップレベルと評されています。
Made in JAPAN! いや、ALL Made in SHINSHU!!
全ての部品が原料から地元で作られ、それを熟練工がひとつひとつ手で組むことにより世界最高レベルの品質を生む、元祖日本の信州の本物、実用のクオーツ腕時計をお届けします。